History Channelなどの写真はとても色鮮やかで、どうすればそんな写真が撮れるんだろう? と思うこともしばしば。自分で撮った写真は、どんなに晴れていても鮮やかさに欠ける感じがします。
プロは高価なカメラを使っているから綺麗な写真が撮れるけど、自分のデジカメでは無理・・・、と思っている方も多いのでは。
こんな時は、ちょっと写真を加工するだけで、同じ写真かと思うほど鮮やかな写真にすることができます。今日は、その方法をご紹介します。
まずは、下の写真をご覧下さい。すべて、携帯で撮影した写真です。
下の写真で、上がオリジナル(無修正)、その下が簡単な加工を施した写真です。ほんの一手間かけただけで、写真のイメージが全く異なると思います。
使うソフトは、レタッチソフトではなく、画像ビューアソフトのみです。
【オリジナル写真1】
【加 工】
【オリジナル写真2】
【加 工】
【オリジナル写真3】
【加 工】
【修正方法】
1.画像表示フリーソフトの定番である「IrfanView」を使います。実はソフトはなんでも良いのですが、「IrfanView」が使い勝手がよいと思います。
2.写真をクリックして「IrfanView」で開きます。
3.メニューバーの[画像]⇒[色調補正]
4.「色調補正」のダイアログが開くので、次のように設定
①コントラスト: 右に動かす
②ガンマ補正:少しだけ左に動かす(少し暗くなる)
③彩度:お好みで右に動かす
④[OK]をクリックして「色調補正」を終了
コントロールバーを動かす量は、試行錯誤して決めます。
最も重要なのが[ガンマ補正]です。左に動かす量が大きいと画面が暗くなり、右に動かすとモヤのかかったような白っぽい画像になります。ほんの少しだけ左に動かすのがコツです。
[彩度]を右に大きく動かすと鮮やかにはなるのですが、ギラギラした感じになるのでほどほどに。
[コントラスト]の量は、画像の状態により設定の仕方が大きく変わることから、試行錯誤になります。
以上です。画像1枚につき1分もかかららず、とても簡単に画像を鮮やかにできるので、お試し下さい。管理人の場合は20~30秒/枚程度の作業量です。
ちなみに、レタッチソフトという画像修正を行うソフトがたくさんありますが、画像ビューアのIrfanViewだけで十分です。わざわざレタッチソフトをインストールする必要はありません。
Photoshopならもっと詳細な設定ができると思われがちですが、実際には、画像修正に要する時間を考えると「IrfanView」のレタッチ機能の方がタイムパフォーマンスで勝っていると思います。
このサイトの画像処理では、Photoshopを使うこともありますが、起動に時間がかかるので、通常はIrfanViewで行っています。