普段使っているソフトが突然文字化けを起こす。まさに悪夢です。
長年使ってきたソフトで使い勝手が良く気に入っています。それなのに、操作表示、メニューバーまでもが完全に文字化けして使えない。

様々な問題が同時発生
この問題が発生すると、単に一つのソフトの問題ではなく、古いタイプのソフト全体で同様の問題が発生しています。完全に文字化けせずとも、一部だけ文字化けするなど、文字化けの程度が異なるため、とてもややっこしい。よく見ないと不具合に気づかない。
上のMimuraというソフトは、メモ帳の代わりに使っているものですが、操作パネルが全て文字化けしています。
別のソフト、これはとても古いファイラーなのですが、Exploreの代わりに愛用しているものです。このソフトで新規フォルダを作成しようとすると「新規フォルダ」という文字だけが文字化けします。
また、ファイル検索ソフトEverythingでは、ファイル名の変更ができず、とても使いづらくなりました。更に、ファイルを削除するとき、ファイルを右クリック+「D」で削除できたのに、これができなくなりました。
最も困るのが下のケースです。これはGoogle Earthのインストーラーを起動したときの画面です。このトラブルが如何に深刻なものか分かると思います。

原因は「システム ロケール」の不具合
このような問題が発生した原因は、いつものように「Windowsのアップデート」だと思います。ところが、最新のアップデートを削除しても元の状態に戻りません。相変わらず文字化けしたままです。
自動更新ではなく、気が向いたときに更新しているので、「Windowsのアップデート」が行われたのは2025年6月13日となっていました。更新プログラムは、[KB5058499]、[KB5060842]と[KB5063060]の三つです。今回の不具合は、[KB5058499]が犯人のようです。
とりあえず、この更新プログラムを削除しました。しかし、状況に変化はありません。
「システム ロケール」の修復
普段使っていソフトが突然文字化けするのは「システム ロケール」の問題です。
ところが、今回は、これまでとは少し状況が違ったのでメモします。
「システム ロケール」の変更は次のように行います。
- [スタート]ボタン ⇒ [設定] ⇒ 左ペインの[時刻と言語] ⇒ 右ペインの[言語と地域]
- 右ペインを下にスクロールして[管理用の言語の設定]を見つけてクリック。

3. すると下の[地域]パネルが開くので、[システム ロケールの変更]をクリック。

4. 下のパネルが開きます。通常は、赤枠の部分にチェックが入っていると思います。ところが、今回のエラーは、このチェックが入っているにもかかわらず、発生しました。そして、チェックを外すと正常に戻りました。

このチェックを入れたり外したりする場合、その都度、PCを再起動する必要があります。
このチェックがどのようになっているかではなく、チェックがあれば外して再起動。チェックがなければ入れて再起動。そのたびに、文字化けが解消されたかチェックします。
今回のケースでは、チェックを外すことで問題は解決しました。しかし、以前は、チェックを入れることで同様の不具合が解決したので、どちらが良いかはやってみないと分からない、と思います。
【追記】
6月17日、保留にしていた更新プログラム「KB5063060」をインストールしました。今のところ、不具合はないように思います。