「重体説」正恩氏、工場完工式に出席報道の不思議

こだわってみる

『「重体説」正恩氏、工場完工式に出席 20日ぶりの公開活動―北朝鮮』という情報がメディアを通じて流されています。

この報道の奇妙なことは、それまで「CNN」情報を根拠として金正恩氏の重体説、死亡説を報道し、様々な憶測を報じていたのに、まるでそれを忘れたからのような今回の報道。

動画を観れば分かりますが、これって、修正されたもの。影が書き込まれています。動画の修正としてはレベルが低いようです。おかしいことは一目で分かるのに、メディアは相変わらずそれを指摘しません。CNNが報じるのを待っているのでしょうか。情けない。

なぜ、影を書き込む必要があったのでしょうか。

それは、別の場所で撮影した動画の前後の撮影時間を合わせるための細工でしょう。動画をよく見ると、影が描かれたものであることが分かります。

ロシアの動画処理グループはこんなヘマはしません。これは急遽こしらえた動画なのでしょう。

メディアは、CNNを根拠に報道するのであれば、それを根拠とする余計なコメントは挟むべきではないし、コメントしたのなら、その報道責任を負うべきです。

米国のメディアが報じたことを垂れ流して、適当にコメントを書けば記事になる、と思われては困ります。報道しないこともできたのに、敢えてそれを取り上げて大衆に向け報道したわけですから、もし、それが誤報道なら謝罪すべきです。

他メディアの報道を完全に伝えるのであれば、その責任は、その情報を発信したメディアにあります。しかし、その報道を取り上げ、コメントを書き加えたことで、新たに情報を発信したことになります。その証拠に、記事に対する著作権を主張するのでしょうから(笑)。

【2020.5.4 追記】
プレジデントオンライン / 2020年5月4日 9時15分配信の「「金正恩重体」というフェイクニュースを、なぜマスコミは報じるのか」という記事を読みました。

書かれていることはその通りなのですが、まさに、後出しじゃんけん的な記事です。

CNNのフェイク報道責任を追求すべきなのに、ネット情報の不正確さに論点をすり替えています。

他のメディアが追随したことが問題なのではなく、影響力が大きいCNNがフェイクニュースを流したことをどこまでも問題視すべきです。しかし、記事の投稿者である聖学院大学教授 宮本悟氏の記述は、ネット社会の一般論に置き換えています。これでは何も変わらない。

フェイクニュースを最初に流したメディアの責任を追求しないのであれば、同じ事が繰り返され、メディアの信頼度は地に落ちます。

なぜ、他のメディアがCNNの誤報道の責任を追求しないのか分かりますか。

それは、他人が苦労して調べた記事を勝手に流して、お手軽ニュースを作っているからです。机の上だけでお金が稼げるスタイルの仕事をしているメディアが、金の卵を攻撃するはずもありません。

プレジデントオンラインの記事を読むと、真っ当な意見と思ってしまいますが、本当の問題を避けて、誤った方向に導こうとしているようにも思える書き方になっています。

真っ当なメディアが報道すべき事は、今回のCNNのフェイクニュースは、トランプ大統領が常々言っていることを裏付けるものとなったと言うことです。これは、米国のニュースメディアにとって墓穴を掘ったようなもの。ニュースメディア界に与える悪影響は計り知れません。

このような視点で報じている日本のメディアは皆無です。かれらは皆、お花畑の中でお花見を楽しんでいるようなので。

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